1947-10-24 第1回国会 衆議院 労働委員会 第21号
○川崎委員 私企業の方が千八百圓ベースを上囘つても、それを官公勞を引上げると物價體系が崩れる、こういうお話ですが、どうしても千八百圓ベースを守ろうという物價體系は、國家財政とも關係があることだと私は思うのですが、かりに國家財政から千八百圓ベースをどうしても維持しなければならぬ、國庫の豫算の關係からも維持しなければならぬということになれば、私は官廳の徹底的な整理をしてもらわなければならぬ。
○川崎委員 私企業の方が千八百圓ベースを上囘つても、それを官公勞を引上げると物價體系が崩れる、こういうお話ですが、どうしても千八百圓ベースを守ろうという物價體系は、國家財政とも關係があることだと私は思うのですが、かりに國家財政から千八百圓ベースをどうしても維持しなければならぬ、國庫の豫算の關係からも維持しなければならぬということになれば、私は官廳の徹底的な整理をしてもらわなければならぬ。
そんなことで、目の前に控えた十一月であつて、これは確かに政府は、政治道徳に鑑みて改訂することに大いに檢討を加えなければならぬ時節がくると私は考えておるのですが、千八百圓ベースではあるけれども、民間企業一般において利潤が出、生産が上れば千八百圓ベースを上囘つても差支えないという。民間企業に對しては、それでいいかもしれない。